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2018年インドの旅⑥-2

「サーダナ・パンチャカム」の意味は「修行するための5つの教え」ですが、その内容は、伝統武術を学ぶ際の注意点にも通じるものがあると感じました。
 
内容の一部を意訳すると「我(エゴ)を捨てて、師に従う」ということかと思います。
例えば武術で、初めての型を練習するとき、最初は動き難く、イライラもします。
そこで自分のやり易いように型を変えたり、注意されたところを自分勝手に解釈してしまうと、結局今までやっていたことと変わらないので、新しいことは身に付きません。
最初はぎこちなくても、教えを守って身体を動かすうちに、今まで知らなかった身体の動きを感じることができるようになってきます。そうすることで初めて新しいことを身に付けることができます。
 
「知らないことは、探せない」という言葉があります。
 
新しいことを学ぶとき、まずは謙虚に教えに従うことが大切だということだと思います。
(もちろん「師」となる人はキチンと判断しましょう・・・・)
 
また、我(エゴ)についてのお話もしていただきました。
2人の意見が対立するとき、お互いのエゴ同士がぶつかり合えば、決して解決はしない、とのこと。ではどうすれば良いのか?
 
そのとき「神との関係を考える」というお話をされました。
自分と神との関係があり、相手にも神との関係がある。神との関係は自分のエゴより優先されるので、お互いの神を通じて、神に捧げる行為としてエゴを堪えることで、問題を解決する、ということでした。
 
とても明確で解り易い!お話だと感じました。
ただ、前提として信仰心か。。。。
 
神に帰依する、自分を捧げる、今の自分には正直難しい。
頭では解るし、それがなんらかのプラスのことであることは理解できるけど・・・
心の底からドーンとそこに飛び込めない感じ。
 
実はこうなる予感があって、それを確かめにインドに来たと言ってもいいくらいなのですが。
なるほど、こういう感じか。

みたいな、、、つづく(=゚ω゚)ノ