開脚前屈

開脚前屈が苦手。

という方、たくさんいらっしゃいます。

 

長いことヨガやストレッチしてるけど、柔らかくならない、なる気がしない、という相談も受けます。

特に男性の方は、たいてい最初は硬いし、筋力が強い分ストレッチにも時間が掛かります。

 

柔軟性を高めるには、正しい姿勢で行わないと、伸ばしたい部分を伸ばせません。

そのため最初は補助の道具を使った方が効果的な場合が多いです。

開脚前屈がなかなか深まらない、という方もこのパターンが大半です。

 

一枚目の写真を見てください。

 

脚を開いて座ったときに、

 

・腰が丸まってしまう

・手を前に伸ばしても手が浮いた感じるがする

 

という方は、お尻の下に高さを出してみてください⇧。

 

お尻の下に入れるのは、座布団でも雑誌でもなんでもです。

(二枚目をご覧ください)

 

高さの目安は

 

・腰が伸ばせる

・前に伸ばした手が浮かない

 

脚の付け根より、自分の体重が前に乗せられるまで高さを出すことで、自分の体重を使って筋肉を伸ばすことが出来るようになります。

 

高さは最初は20cmでも30cmでも、身体が前に傾くまで思いっきり高くしましょう。

 

注意点としては、ギュッギュッと反動をつけてストレッチするのではなく、体重を前にジワ〜っとかけて、太腿の内側や裏側に軽く伸びを感じるところを探し、そこで深い呼吸を繰り返してください。

 

焦らず数分、その姿勢を続けていると、身体の余分な緊張が取れて、筋肉が伸びる感覚を感じられるようになってきます。

 

両足のつま先は天井方向に向けてください。

 

あと、お尻の下に高さを出すと、膝の下に空間が出来てしまいます。

なので、膝を曲がらない方向にギュッギュッと押し込まないようにしてください。

特に膝に過伸展をお持ちの方は注意してください。

 

ポーズから出るときは、手で床を押してゆっくりと身体を起こします。

 

脚を閉じるときも、長時間伸びきった筋肉を急に縮めると「ピキッ」と痛めることがあります。

 

なので、脚を閉じる際は、まず開いたままの状態で、手で膝を掴んで、腕のチカラを使ってゆっくりと膝を曲げ、脚を閉じてください。

生徒さんの話を聞くと、この怪我は結構多いようなのでご注意を。

 

ヨガで怪我するときって、アーサナから出るときが多いです。

気をつけましょう。

 

お風呂上がりなど、身体が温まっているときに行ってみてください。

 

スポーツクラブなどで、プロップスが使えないクラスの生徒さんへの説明のためにと思って書いたのですが、やっぱ長いなー。

まだ伝えたいこともたくさんあるし…

 

動画かー、あんましたくないけど

 

だいたいそんな感じ(=゚ω゚)ノ