「集中出来ない」
「集中出来てるのかわからない」
瞑想をはじめると誰もがブチ当たる最初の壁だと思います。
どうしても「考え」が浮かんでしまう場合は「考える瞑想」に切り替えて、その原因を探るのも方法のひとつですが、それは次回に詳しくするとして、今回は集中する方法について。
一般的に集中する対象として「呼吸」が選ばれることが多いですが、瞑想のトレーニングをさせていただくと、集中し易い対象は、人に依って千差万別、ホントに人それぞれだということがわかります。
ある人は呼吸、ある人は映像などのイメージ、ある人は音楽やリズム、など。
『ヨーガ・スートラ』の一章33〜39節は、集中の状態や対象について、最終的には「あなたが集中し易いものに集中すればいいよ」的に書かれています。
逆に苦手なものに集中するのはホントに苦労するし、なにより楽しくない。
苦痛ですらあります。
一般的な瞑想のトレーニングや書籍などでは、呼吸とかチャクラとか、ヨガっぽい、伝わり易いものを対象とすることがほとんどです。
ですが自分でやってみて、それらの対象で集中し難いと感じたら、ヨガっぽい、とかそういう概念に囚われず、自分で集中し易い対象を探してみてください。
例えば「炊きたてのごはん」の匂いを思い出してみる。
その匂いを感じられているときは集中出来ているとき、匂いを感じられなくなったら集中が切れたときです。
イメージを使うなら、目を閉じて家族の顔を映像化するものいいでしょう。
また「自分が過去に集中したときの感覚」を思い出してみる。
ヨガ以外でも、勉強や仕事、家事など、時間を忘れて何かに没頭していた、という経験が誰にもあると思います。
そのときの感覚を思い出すことで、集中していたときの精神の状態を再現しようとします。
そうして「集中するってこういうことか!」という感覚が出てくれば、呼吸やチャクラなどにも自然と集中出来るようになってきます。
最終的に集中する対象は徐々に無くしていきたい(対象の無い集中した状態だけを残したい)ので、集中の対象は五感を刺激しないものが望ましく、それゆえに呼吸とかが選ばれているのだと思います。
ごはんの香りとかめちゃ食欲を刺激するので、キッカケとしてはいいですが、慣れてきたら別の対象に移行しましょー
皆さんの瞑想の参考になれば幸いです
みたいな(=゚ω゚)ノ
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