今月の「Newton」の特集は「無」。
科学雑誌なので、科学的に無とは何か?というテーマの話なのですが、その中で量子力学と仏教の哲学について触れられていました。
量子力学では、電子は「粒」のような形状とされていますが、普段は「波」の状態で存在し、人に観測されると「粒」になる、と考えられています。
?。
人に見られると波から粒になる?。
電子は見られていることがわかるってこと?
電子は生きてるってこと🤔?。
興味のある方は「二重スリット実験」で検索いただけると詳しいですが、現在の技術で実験するとそのようになる、ということだそうです。
勿論反論もあるようで、かのアインシュタインはこの論者に、
「月は君が見ているときにしか存在しないと、本当に信じているのかね?」
と言っています。
そのときに言った言葉が有名な
「神はサイコロを振らない🎲」
です。
量子力学はまだまだ研究中の学問ですので、現時点での話となりますが、早くから仏教哲学との共通点を指摘されていました。
自分が認識することで世界が存在する、というのは「唯識」でありますし、対象を認識することは即ち相手との関係をもつことであり「因縁」ということです。
すべてのことは相手との関係、「つながり」によって成り立っている。
まさにヨガなのかな、と。
私的になんでも科学と結びつけて考えるのは良くないと思いますし、Newtonでもそのように書かれています。
ただ自分の思考・哲学を深めるのに、発想のヒントになるので、楽しみながらそんな考えもあるよ〜って感じで✨。
因みにNewtonには仏教のことは見開き1ページしか書いてないので、そこだけ期待して買うと「ありゃっ?」ってなるかも。
もうひとつの特集で「忘却の脳科学」もヨガに関係する部分もあったので、そっちも興味ある方はご購入ご検討ください。
まさかNewtonで龍樹(ナーガールジュナ)の名前を見る日が来るとは😯。
「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」by アーサー・C・クラーク
だいたいそんな感じ(=゚ω゚)ノ
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